Discover就職・転職の扉をひらく「ことばランド」EP#104 実は知らない「初夏のはじまり」。「夏も近づく八十八夜〜」がヒントです
EP#104 実は知らない「初夏のはじまり」。「夏も近づく八十八夜〜」がヒントです

EP#104 実は知らない「初夏のはじまり」。「夏も近づく八十八夜〜」がヒントです

Update: 2024-06-03
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「茶摘み」っていう歌に「夏も近づく八十八夜」という歌詞があります。この歌は、1912年(明治45年)に刊行された『尋常小学唱歌・第三学年用』に載っていたものです。八十八夜っていつから数えてなのか、わかりますか? 

八十八夜は、雑節の中の一つです。立春から88日目の日。現行の太陽暦では5月2日頃のことです。茶摘み・養蚕など、農作業で農家は忙しいとされます。雑節は、二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日の総称なんです。他にも土用とか、節分、お彼岸、入梅、半夏生、二百十日などがあります。二十四節気は、立春、雨水、啓蟄とか季節ごとに6つずつ設けられています。二百十日は、台風が来る季節だよ、ということを教えてくれるサインにもなっています。

二十四節気の立夏は、5月6日ころ。ここから夏の季節が始まるというのです。八十八夜が過ぎて、夏がやってくるということです。だから「夏も近づく」なんです。暦の上で梅雨期に入る日を入梅(にゅうばい)といい、これが6月11日頃です。日本は、自然の動きをよく見て、季節を感じ仕事をしていたんですね。

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安正 前田